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SpaceFlier

写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

Kodak Ektar 上野・谷中編

Photo Film F3 Ektar

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前回に引き続きKodak Ektar 100の写真です。
上野で若冲展に行った日ですね。まずは上野公園にある花園稲荷です。

前回の濃厚な青から一転、こんな素直な色も出せることに驚かされます。
もちろん、フィルムカメラであるNikon F3の本体にホワイトバランスを調整する機構はありませんのでスキャン後にLightroomで調整すると、上の鳥居の写真のような色が浮かび上がってきました。

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一方F3の測光の癖がつかみきれずかなりのアンダーになったコマでは、ホワイトバランスや色調を補正してもシャドウ部はかなりじゃじゃ馬で強烈な個性が出てきます。(ブルーとマゼンタが強すぎる)
Photoshopで丁寧に補正してけば、自然なトーンにも仕上げられるとは思いますが、これはこれでEktarの個性だと思うので、ある程度残していくのも面白いですね。

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もう一つアンダーな一コマ。
ピントがバッチリ決まったクロームメッキのキレが気持ちいい。

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こちらはTOKYOBIKEさんのお店。
以前買ってみようかと思っていたのですが、谷中にあったのですね。

www.tokyobike.com

それにしても、体が硬いので低いポジションからファインダー覗くのが辛い。ブルブル震えながら怪しい姿勢で覗いているのでフォーカス合わせきれていないコマがかなり多いです・・・

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それにしてもEktarは階調が豊かで、個性は残るものの一般的にフィルム写真でイメージされそうなトーンも見せてくれます。それでもシャープさが失われるわけではないので、フィルムで撮っているのにデジタルをフィルム風に仕上げたようにも見えてしまう不思議。

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青が鮮烈なのに冷たいトーンにならず、なぜか暖かみがあるという矛盾を含んだ不思議な特性ですが、このフィルムを使うまで懸念していたEktar専用のEktar現像も実は通常のコダック現像(C-41)で問題ないようで、今回の現像も渋谷のフォートウエノさんでお願いしました。

「エクター現像」というのは日本にしか存在しない。 イーストマン・コダックはそんなものをやっていない。日本のケイジェイイメージング株式会社というのが独自にやっているもので、しかも特別な現像処理をしているのではなく、「一定の品質管理をしたC-41処理」にすぎないらしい。

http://camera.reviewjapan.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=273&forum=7

というか、Ektar現像って日本でしかやってないってなんなんですか・・・
そんなことでこのフィルムを使う機会を失った方々は怒って良いと思います。

今さら些末なブログで憤ったところで仕方はないのですが、Ektarを使ってみたかったけど専用現像に躊躇していたという方はぜひ使ってみてください。
鮮烈な色彩とネガならではのハイライトの粘り、滑らかでシャープな画質は感動を覚えます。

念のためEktarを使う際は、事前に外注ではなく店舗でカラーネガ現像ができるお店が近くにあるか確認しておくと安心です。

Kodak カラーネガティブフィルム プロフェッショナル用 35mm エクター100 36枚撮り 6031330

Kodak カラーネガティブフィルム プロフェッショナル用 35mm エクター100 36枚撮り 6031330

おまけ

試しに同じ日にE-M1で撮った写真をVSCO FilmのEktarで現像してみました。
シャープネスやコントラストはよく再現されてるな〜と思いますが、やっぱり実際に実物のフィルムを使ってみると結構違いますね。
グリーンの出方は近いものがあるものの、やはりブルーの表現力はフィルムに及ばない感じがします。

EM106121.jpg

お題「やっぱりフィルム写真が好き!」