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写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

家族で初の八ヶ岳(天狗岳)小屋泊登山の旅 【後編】

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前編・中編に続いて後編(2日目)です。

黒百合ヒュッテでの1泊が明けて2日目、この日は当初のんびりと下山しながら高見石を経由して丸山・麦草峠を回って白駒池駐車場へ戻るルートを予定していましたが、やはり前日の疲れが抜けなかったのか妻と子どもの調子がいまひとつのようなので丸山・麦草峠はパスしてまっすぐ下山するだけにしました。

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ルートはこんな感じです。距離にして5.24km、かなりダラダラと4時間ちょっとかけての下山でした。

まっしろな朝

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さて、2日目の朝です。寝るときは虫がまとわりついてきてイライラしていたのに気が付けば熟睡して4時にはすっきり目が覚めました。昨日と打って変わってずいぶん涼しいどころかちょっと肌寒いぐらいですが、それもそのはず。窓の外はまっしろな霧に覆われていました。

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もともと雨が降っていても麓の苔の森が楽しめるよねというセカンドプランも含んでの今回のルートなのでむしろ願ったりだな〜なんて思いながら朝ごはんです。前日の昼食から数えて黒百合ヒュッテでの食事はこれで3食目。きっちり1日分をいただいたことになりました。ちなみにヒュッテでのご飯の写真は3食とも暗めに撮っていますが、実際もっと照明が暗め。そして信州味噌?のお味噌汁はかなり濃いめ。

中山へ向かってすこしの登り

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下るのみのルートと行っても多少は登ります。ヒュッテを出発して縞枯の稜線をゆるやかに登りつつ中山へ向かいます。陽が昇ってきて明るいけど霧を含んだ風で涼しくて気持ちいい。

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霧によって稜線からの展望はゼロですが、その代わりに道沿いの緑の美しさが際立ちます。

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水滴に濡れた苔の姿に思うところがあったのか子どもから「苔って育てられるの?」という言葉が。玄関入って苔がもさもさってのは私も憧れるぞ!

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なにかしらの菌糸類。うん、楽しい。マクロレンズも持ってくれば良かったなという考えがチラッとよぎりましたが、それはそれで足が進まなくなるので別の予定で楽しむのがよさそうですね。

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ついつい小さな植物に目を惹かれてかなりののんびりペースで中山を超え中山展望台へ。一面ゴロゴロと大きな岩が転がっていて荒涼としていますが晴れならすばらしい眺望が広がっていそうです。そんな気持ちで休憩がてらしばらく眺めているとゴロゴロした岩と視界を覆う雲・霧と透けて見える青空という不思議な光景がひろがっていました。

高見石小屋へ

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ここから先は高見石小屋の甘いものを求めてひたすら下りです。道も完全に樹林帯に入ってぬかるみがちなので滑らないように注意しながらも道端の木漏れ日に目を奪われてしまいます。

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鉢植えみたいになった切り株やほわっほわの苔。足にはずいぶん疲労が出てきましたが気持ちは楽しさでいっぱいです。雨が降ったらここにくる!という決意。

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そんなことを考えながら歩いているとだんだんと高見石が近づいてきたのか「ヤッホー!」という子どもたちの声が聞こえるようになってきました。そろそろ高見石小屋が近づいてきたなと思ったら巨大な倒木。よく見ると大きな石を根に抱えたままひっくり返っていたりして迫力に気圧されました。

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高見石小屋に到着しました。名物の揚げパン(きなことココア)にココアでおやつです。山の日(8月11日)のおはよう日本でも紹介されていたそうですが、ちょっと肌寒いこの日に、揚げたての揚げパンはたまりません。

最後の下り

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すこしばかり名残惜しさを抱えながら高見石小屋を後にして最後の下りです。ここから下はほとんど観光地で一気にカジュアルな服装の方が増えますが足下の悪さは上の方とさほど変わりません。それどころか水が溜まっていたりとむしろ防水対策は稜線よりも必要かもという道です。そういえば去年の秋に歩いた時にキャンバスシューズを泥だらけにして泣きそうになってた女の子がいたのを思い出します。思い出しついでに昨秋見かけたX字になった倒木も見つてみたり。

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歩きながら、ふと視界の端に違和感があったので目を向けてみると茎からまっしろな不思議な花!調べてみるとギンリョウソウ(銀竜草)というそうでユウレイタケともよばれるそう。なるほどたしかに、苔の中からひょろっと伸びる白く透き通った姿は幽霊のようです。

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最後に差し込んだ光が印象的だった苔むした倒木を撮ってこの登山はゴール。登頂と夕陽こそお預けになってしまったもののその他のやりたかったことはだいたい満喫できた小屋泊登山になりました。

今回の実質ゼロカロリー

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さて、登山後は大量に消費したエネルギーを補うための補給が義務です。お昼どうしよっかな〜と考えていると地元民の山写さん(@Photograph_mt)から次々とレコメンドが届きましたのでアイス(ジェラート)からのラーメンのコンボを決めるため諏訪方面へ向かいます。

やってきたのはジェラテリア ピッコ。以前は六本木にもお店があったようですがここが本店だそうです。もうロケーション最高で食べる前から期待が跳ね上がってしまうじゃないですか…

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どれもおいしそうで絞りきれなかったのでほうじ茶とココアのダブル!妻と子どもはマンゴーとココアのダブルをシェア。言うまでもなくおいしーです。

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その後は身体が冷えすぎないように熱いフードでバランスを取ることにしました。やってきたのはハルピンラーメン本店、こちらも山写さんがパンチ力が通常の2倍というニンニクラーメンにブタ飯です。

パンチ力という言葉でもうすうす感じていましたが、なんというか形容しがたい味です。うまい!んだけどなんと言って表せばいいのか… とりあえず気になったなら食えという感じのパワーフードでした。

2日分のアルバム

北八ヶ岳 白駒・天狗岳

子どもと初の小屋泊山行だったのでFlickrのアルバムに2日分をまとめてみました。