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写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

Peak Design アンカーV3からV4へのアップデートとその後

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アンカーV3の問題とアップデートプログラム

2018年の6月にPeak Design(ピークデザイン、以下PD)からアンカーV3に不具合があるためAnchor Update Programを実施すると案内がありました。PDのアンカーとはカメラとストラップの着脱を確実かつ容易にしてくれるシステムで、頼りない見た目に反し耐荷重90kgというタフさで急速にPDの認知とユーザーを増やしたアイテムです。(冒頭の写真、ストラップ取り付け金具からぶら下がっている部品)

世代を重ねるごとにV1からV2、そしてV3と改良を重ねてきたアンカーですが、V3になった際、耐荷重はそれまでと同じく90kgとしつつもコードがV2までの3層で太いものから2層で細いものに変更されました。V2までの太いコードはストラップ取り付け金具に直接通すには太く、三角環や丸環などを介してカメラへ取り付けざるを得ないことも多かった(やってやれなくはないのですが…)のでV3でコードが細くなったことはユーザーに歓迎をもって迎えられました。(少なくとも私は歓迎でした)

歓迎すべき変更が徒となってしまう

しかしこの変更、ユーザーとしては要望をかなえてくれたアップデートではあったものの皮肉にもこの変更自体がトラブルの元となってしまいV4への交換プログラムへと繋がってしまいます。

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私自身、コードが細くなったことを喜びカメラへ直接装着していました。三角環などの余計な部品を必要としないのは見た目以上に快適でしたし。ところが、谷川岳へ登山している最中ふと手元を見てみるとコードがかなりほつれてきています(上左の写真)。2層のうちの表層が摩耗しているだけなので下山までは問題ないものの、わずか数ヶ月でこれほどの摩耗は不安になり下山後すぐに手元にあったV2へ戻しました。PDがアップデートプログラム提供にあたり問題になるケースがあると言っていたまさにそのケースでした。

V2へ付け替えるときによく見てみると取り付け金具の中にもう一段小さい金属の環があります(上右の写真)。先ほどの摩耗の状況から推測すると金具自体との摩擦というより、内側の環の継ぎ目がコードを削っていくような状況に見えます。原因が分かったところで私がどうこうということもないのですけど。

アップデートプログラムを申し込む

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摩耗したアンカーV3

使い勝手の良い細いコードを失うことに躊躇してアップデートプログラムに申し込んでいなかったのですが、メーカーが問題が起きると言っていたケースで実際に問題が起きたわけで、素直にアップデートプログラムを申請することにしました。現在では国内代理店の銀一では受け付けておらず、メーカーであるPDに直接申請する形になっています。(英語ですが簡単なフォームなので迷うことはほとんどありません)申請から10日ほどで所有していたV3と同数のV4が届きました。

Anchor Replacement Program 2018

申請フォームでは所有しているアンカーV3の数が分かる写真を送信するように求められ、上の写真が実際に送信した写真になります。右の2本はNikon D800Eへ装着していたものでFUJIFILM X-T20に装着していた左2本に較べても損耗が激しいのがよく分かります。特に右端のものはもう1層目がちぎれんばかりですね……

V4へ交換して安心と思いきや

写真を撮り忘れてしまったのですがコードが太くなった4本のV4はオーバル型の取り付け環(2個)と一緒に届きました。ところがこのオーバル環がまたしても困りものだったのです。

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端的に言って「ヤバい」です。この写真、外す途中ではないんです。オーバル環の強度がないという話はTwitterのTLや各所のブログなどで見聞きしていたのでさほど驚きはなく、情報通り歪んできたので三角館に付け替えるかとカメラを手に取ってみたらこの状態でした(カメラ左側は歪んでいたものの正常、左を外した後、右に取りかかろうとして気が付いた)。

V3がちぎれてしまう問題があるので、ということで送られてきた代替品がこれというのは何かの冗談なのだろうか。アンカーシステムとSLIDE等のストラップは作りも使い勝手も良く気に入っているのでなんとも言えない気持ちです。PDとしてはアンカーをカメラにダイレクトに繋げないでねというメッセージだったのでしょうがこれは逆効果です。

アンカーシステム自体は良い

システムは良いんです。以前切断テストをしているので3層構造のコードのアンカーの強度に不安はありません。以前、古くなったアンカーを実際に切断してみたことがあり、その強度に驚きました。

www.spaceflier.com

問題はそのアンカーとカメラのつなぎ方。三角環では強度に問題はないが環が傾いたり、それが若干引っかかったりとわずかにストレス。一方、カメラに直接取り付けると摩耗との戦いになってしまうというジレンマ。オーバル環がその解決策になるはずだったのに肝心の強度が足りない、ともやもやしていたところCola Blogで良さそうな丸環が紹介されていました。

www.cola507.com

構造自体はいたってシンプルなわっかですし、円形なら動きもスムーズなのかなと思うのでCURAのリングを試してみようと思います。(後日追記予定)

あて革つきのセットも良さそうですね。

LEASHも良いストラップです。首の負担ZEROフックと併用する場合はSLIDEでは太すぎて使いにくいので柔らかく細いLEASHが重宝します。(その場合はあくまで命綱的な役割です)