SpaceFlier

写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

写真に対するスタンスを変えたらPENTAXのカメラが手の中に飛び込んできた

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K-3を買った

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なぜか標準ズームがやたらと充実してしまった

私がカメラ買うタイミングなんてだいたい「うっかり」「いい出物があった」パターン。今回もご多分に漏れず、PENTAXのカメラが気になるなーなんて考えていたところにちょうどよくバッテリーグリップ付きのK-3の出物があったという出会い。

同時期にK-1 mk2のレンズキットが17万前後で出てたりと、他にも気になるものがないわけじゃなかったけど、初めてのメーカーだし大きくて重いカメラは相性を試してからでも遅くはないでしょうってことでK-3です。

なぜPENTAXだったのか

もっと被写体を見たくなった。

前段としてRAW撮影でも保険をかけること前提にした露出ではなくて、意図に近い露出を心がけたいと普段使っているNikon D800でもやっていた。その中で撮って出し(または純正RAW現像ソフト「NX-D」で出力したもの)にLightroomから出力したものが及ばないなという感覚が出てきて、カメラの映像エンジンは伊達じゃないなと。それを追いかけていたらカメラの機能を積極的に使って撮って出しでイメージに近い仕上がりまで持って行けるのがモアベターだよね、というところに行き着いたわけです。

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いつだって目の前にお手本がある

正直、めちゃくちゃめんどくさい人間だねって苦笑するけど、写真を撮影するときに目の前にお手本があるわけで、デスクでやるのは少しばかりのブラッシュアップにできれば最高ですよねと思いません?

勘違いして欲しくないのはJPEG撮って出し至上主義というわけじゃないということ。そこで完成するならそれはそれで良いし、足りなければブラッシュアップすれば良い。もちろん最初からRAW現像からレタッチするってワークフローがあることも否定しない。

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ただ自分が写真を撮る意味ってなんだ?と考えたときに、PCの前で作業することを前提にしたものはデジタルアートで、それは自分なりの「写真」ではなかったということ。そして私なりの「写真」がやりやすそうなのがPENTAXのカメラかもしれなかっただけで(まだ結論を出すのは早い気がしてる)。

ワークフローが変わった

そりゃ変わりますよね。

これまで「撮影した日にリファレンスになるように、キーになるコマは必ずその日のうちに現像して定着させる」というフローにしていました。基本的にそれはデスクワークだったわけで、そこから「現場で露出はもちろん色やトーンも作っておく」形になったんだから、大きな違いです。

だからといってLightroomやPhotoshopといったデジタルツールが不要になったわけではなくて、ラボっぽいことをやるタイミングがデスクから現場に近づいたというイメージ。絞り・シャッタースピード・ISO感度の露出3要素だけじゃなくて、トーンなども作っていくためにカメラにより深い理解が必要になったし操作の習熟度ももっと高めなくちゃならない。とても忙しいけど「なぜ」「そこで」「なにを」撮るのかの意味をより意識できるのが心地良い。

ラボがカメラの中にある

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このカメラの右手側背面を見て欲しい。右手親指の一等地に十字ボタン。ここまではよく見るレイアウトだけど、その中身が熱い。左ボタンでホワイトバランス、右ボタンでカスタムイメージ(表現スタイル)、そしてそれぞれの詳細設定にはINFOボタンで入る。

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左:露出設定 | 中:WB詳細 | 右:カスタムイメージ詳細(ハメコミ合成ではありません)

都合上、LCDの背景に実画像が写っていないけれど、実際のフローではテストショットをしたものを背景に、設定を反映しながらゴリゴリ詰めていくことができる。撮影・現像・プリント(実際にはプリント直前ってところだけど)までの工程が全部カメラの中にぶっこんである感覚だ。いまどきっぽく言えばLightroomがカメラの中にあってレタッチしながら撮影できる(レタッチって言葉の定義にはもやっとするけれど)。そんな感じ。

「被写体から感じる色を写真の中に再構築するためにWBをこうシフトして、調色か色相でカウンターとって、キーとコントラストはこーしてあーして。いや、もっとよく観察してみよう。」なんてね。

GooPassでレンズを借りてみた

めんどくさい理屈をこねたけど、つまるところPENTAX K-3ってカメラが面白いんですよ。キットでついてきた18-135mmってレンズも軽快で楽しいけれど、せっかくだからPNETAXのLimitedレンズを使ってみようとGooPassというサービスでレンズを借りてみました。定額で借りっぱなしにできるサービスで、購入前の検討に利用したり、超望遠が必要なシチュエーションあるけどぶっつけ本番はキツいから事前練習もしておきたいなんてシーンでも他のレンタルよりリーズナブルなので良いサービス。

goopass.jp

PENTAXのAPS-C用の機材はRank1~2に集中しているのでありがたい。ということで今はHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRを借りている。わずか2倍のズーム比でまるで単焦点みたいな使い心地と描写が心地良い。欲を言えばテレ端もF2.8にしておいてくれればもっと使いやすいんだけど。

F2.8で思い出しました。HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRを返却する前に明るめの標準ズームも確保しておこうとsmc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDMってレンズを追加したんですけど、PENTAXにAFなんてないって言説の意味が分かりました。

余談

ちょっと今年中に2019年のベストバイをまとめきれない気がするので最近買って「これいいな」ってアイテムを簡単に紹介しておきます。

それがこれ。SMALLRIGのマルチツール。これ一本もってればカメラ関係の工具は概ねカバーできますのでレンズペンと一緒にアクセサリーポーチに放り込んでおくといいと思います。

あとこの一冊も。

Ansel Adams in the National Parks

Ansel Adams in the National Parks

  • 作者:Ansel Adams
  • 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: ハードカバー

これでいいんだよ。これで。