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写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

海なし県の意地か本気か、埼玉県立川の博物館が予想以上に楽しかった

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我が家が暮らす埼玉県。「ださいたま」だの「海なし県」だのと揶揄されることもありますが、冒頭の写真を見て欲しい。よく見て欲しい。

埼玉県はほぼ全域荒川。埼玉は荒川と言っても過言ではない。

そんな主張をビシバシ感じる施設、埼玉県立川の博物館へ遊びに行ってきた話です。ちなみにこの施設、日本一の水車をアピールポイントにしていますが個人的に日本一を名乗るためだけに作った日本一には興味ないのでそこのところはすっ飛ばして、アウトドアクラスタが食いつきそうなところだけ紹介するのが今回の記事です。

荒川大模型173

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先ほど日本一を名乗るための日本一に興味はないと言いましたが荒川の、荒川の源流から河口にいたる全てを1/1000で模型にした荒川大模型173は別です。これはやってしまった結果日本一なので別です。

1/1000と言われても分かりにくいと思いますので、後ろにある直径24mの水車と見比べていただければその巨大さが分かるかと思います。荒川=埼玉の全部と東京都の沿岸部までのまるごと173kmの流域がここに再現されているわけで興奮しない方がおかしいんですが、正直伝わると思わないので河口から遡ってその楽しさを味わってもらいましょう。

東京ゲートブリッジ~下流域

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まずは東京湾から始めましょう。「東京ゲートブリッジ」の特徴的な造形はバッチリ再現。しつこいと思ってますが、後ろの木や排水口の大きさと見比べて一本の橋がこのサイズで表現されていることに驚いてください。いいですか、ここはまだ模型の端っこなんですよ?

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ゲートブリッジの脇を抜け、河口から少し遡った江戸川区あたり。単純な色分けされた平面ではなく立体的に高低差が表現されていることにいちいち興奮します。(さすがに細かな支流はただの線ですが、合流箇所の堤防が切ってあったり芸は細かい)

美女木ジャンクション

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ハイウェイラジオや交通情報でおなじみ美女木ジャンクション。荒川本体から離れるとやる気がなくなってるように見えなくもないですが荒川の模型なので仕方ない。

中間地点

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下流域と上流域のちょうど中間あたりにある橋。子どもの立つ橋より向こうが下流域。橋のたもとあたり(写真右下付近)に丘陵の形状が再現されているのがおわかりでしょうか。微妙な起伏ですが、ここから上流域へ続いていくと考えるとわくわくしませんか?特に山クラスタのみなさん。

ちゃんとここもある

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中流域から上流域への境目?あたりのここ「川の博物館」もしっかりあります。日本一の大水車とアピールする割に模型での再現度が低いのはなぜなのかと疑問をいだきつつも、やや川の彫りが深くなってきたことに期待が高まります。

三峯山

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ぐぐっと寄居から秩父へ登ってきて三峯山。写真右にチラッと見えている水色は二瀬ダムですね。というかあの辺りの山からの眺めとそっくりで驚きます。(縮小模型なので当たり前なんですけど)

源流 甲武信岳

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三峯から少し遡り、ついに源流のある甲武信岳に到着。源流まで歩かないと辿り着かない模型という事実に痺れますし、甲武信岳に登ったわけではないのに登頂感があってなんとも言えない感慨があります。

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ちょっと角度を変えて三宝山から。

この模型を見て同じように考える人はいないとも思うものの、川を遡ることで秩父の山の普段気にしてない楽しみ方に気が付いてしまったり(この山とこの山はそういう関係性なのね関係性なのねとか、尾根の折り合いがこうなってるのかとか)これこぞ博物学では?なんてひとり震えていました。夏場は施設前の水場が集客のメインのようで模型は閑古鳥な雰囲気でしたけど、これもっと注目されてほしい!

渓流観察窓

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さて、荒川大模型173で熱くなりすぎたので川の魚を見てクールダウンしま…

段丘地形の落差を利用して掘られたトンネルの脇に設置した水槽(間口9m、奥行最大3.6m、水深1.2m)に、荒川上流域の渓谷が造形してあります。トンネル側に開口した間口7.4m、高さ1.75mの窓から、ヤマメやイワナの泳ぐ姿を観察することができます。

クールダウンできるわけないでしょう!
上流域の水中を観察するのが簡単じゃないことは最近水中の撮影をするようになって身に沁みたところ。目の前を泳ぐヤマメやイワナの美しさに興奮しっぱなしです。

というわけで思わず動画も撮ってしまいました。

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はぁーおいし…美しいですね。

ちなみに埼玉県には川魚の水族館「さいたま水族館」があります。こちらももちろん主役は「荒川」です。

www.parks.or.jp

流域の暮らしを知る館内常設展示

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館内の常設展示は荒川流域の暮らしを伝える展示内容となっていました。

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人形がわかりやすく説明をしてくれつつ

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鉄砲堰の1/4模型の実演があったり

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船車や荷船の解説が船内の様子とともに解説されていたりとこちらもなかなか充実した内容で楽しめました。(が、外で興奮しすぎたためトーンダウン)

まとめ?

最後はちょっとトーンダウンしたもののこれだけの施設が大人410円で楽しめるのは嬉しいですし、関越道花園ICからも近いというのも嬉しい。荒川大模型173はもしかしてどしゃ降りの方が楽しめるのでは?という気もするので雨の日のお出かけ候補に積極的に推していきたいと思います。

www.river-museum.jp