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写真で綴る、趣味と猫と旅行のノート

家族で初の八ヶ岳(天狗岳)小屋泊登山の旅 【中編】

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前編からの続きです。

この日の内に天狗岳まで登る予定にはしていましたが、いつもよりも重い荷物ということもあり、小屋での昼食後に消耗具合を見て行程を削るか考えることにしました。前編でも書いているので結果を先に言ってしまうと東天狗岳・西天狗岳の山頂はいずれまたということにしました。

中山峠へ向かう稜線歩き

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にゅうからの展望や大雲海を楽しんだ後は少しでも暑くなる前に黒百合ヒュッテへ向かいます。絶景を独り占めした我が家が中山峠へ向かいながらにゅうを振り返ると数組の登山者が記念撮影をしている姿が見えました。山頂で楽しそうにしている声に先ほどの感動を反芻しつつ先へ進みます。

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にゅうから中山峠の間は基本的に東側が切れ落ちた稜線沿いですが、青々と茂った森と立ち枯れに明るい日差しが差し込む縞枯ゾーン。ズバッと展望が開けたかと思えば、鬱蒼とした中にスポットライトのような日差しが差し込む印象的なシーンも見られて目が飽きません。遠く輝く雲にしろ、木漏れ日に照らされる緑にしろキラキラとした光が印象的だったので、カメラはX-T20に持ち替えてフィルムシミュレーションはVelviaです。

ヒュッテ到着

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子どものフォローに気をとられて写真を撮り忘れてしまいましたが、唐突に現れる壁のような岩の中山峠を超えて10分ほど歩くと本日のお宿「黒百合ヒュッテ」です。写真で見ていた印象だともっと開けた場所なのかと思っていたら、黒百合平って案外と前後の山の立ち上がりが大きな場所なんですね。(それでも十分に開けた場所です)

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お昼時の到着だったのでちょっと早いかなと思いつつも伺ってみると部屋はすぐに用意できますよとのことなのでチェックイン。ちなみに黒百合ヒュッテは八ヶ岳キッズチャレンジという企画に参加している山小屋なので、予約時に参加を申し出ておくと絵日記を書くことを条件に子どもの宿泊費が無料となるふとっぱらなサービスが受けられます(個室料金は別途必要です)。なお、石井スポーツの提携施設でもあるので会員カードを提示するとお茶(500円だったかな)もサービスされるという至れり尽くせりぶり。

八ヶ岳キッズチャレンジ2018

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宿泊に関するあれこれはさておきちょうどお昼時。部屋に荷物を置いて注文したのはビーフシチュー。OKPさんが冬に紹介していたのがおいしそうで食べてみたかったんですよね。カレーやラーメンは定番ですが、山で食べるビーフシチューのなんと美味いことか。これ目当てで夏の候補地を天狗岳に決めたと言っても過言ではありません。

天狗の奥庭

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さて、お腹も満たせたし長めの休憩で気力も回復したことですし余計な荷物は小屋に置いて天狗岳を目指しましょう。摺鉢池の西側を回って天狗の奥庭を歩きます。

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陽の高い時間帯で暑さが心配でしたが、東から雲が上がってきて冷たい風が吹いてきました。視界は遮られるもののひんやりした風でクールダウンできるのはありがたい。

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と、思ったのもつかの間。雲はスッと晴れて強い日差しが戻ってきました。

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遠く諏訪湖を眺めながら、ひたすらゴツゴツした岩の上を歩きます。ここから眺める夕陽はさぞ美しいんだろうなぁなんて思ってしまいますが、子どももそろそろ眠そうになってきたのでそれはまたいつか別の機会に。

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いよいよ山頂が近づいてきてあと少しと言ったところですがここで決断。

山頂を望みながら

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黒百合ヒュッテで休憩をとったとは言え、夜明け前から歩いているので子どもの体力(というか眠気)を考えるとそろそろ余裕がなくなってきていそう。山頂まであと少しではあるものの、東天狗岳のみに絞ったとして山頂手前の分岐から少なく見積もっても往復で1時間以上はかかりそうなので、今回はここまでということにしました。登頂は諦めたとしても山小屋まで戻らなきゃなりませんし楽しくなくなっては本末転倒、前回の谷川岳でもそうでしたが、登頂にこだわらないのも子連れ登山では大事だなと感じます。

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そんなわけで、山頂付近からの眺望を楽しんだら下山開始。山小屋へもどっておやつ食べようと言ったら俄然元気になる娘の現金さよ…

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戻りは西側の稜線沿いで道は多少おだやかですが、それでも岩がゴロゴロ。足を挫かないように気をつけながら歩いていると登りでは怖がっていた岩場歩きにも慣れてきたようです。本当に子どもの成長は早い。

1日目の登山終了

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そんなこんなで黒百合ヒュッテまで戻ってきました。

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あとは夕飯を食べて寝るだけ…

そんなわけありませんよね(笑)

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消灯後、雨がぱらついたり雷が光ったりしていて諦めていた星空でしたが、部屋の窓から星が見えていることに子どもが気付き、小屋と北天の天の川を合わせてパシャリ。10分程度のわずかな晴れ間でしたが満天の星を堪能できました。

ということで、今度こそ1日目の登山は終了。翌朝4時まで夢の中です。

前編・後編はこちらから